2021年5月29日土曜日

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、ペットボトルからシリコンチューブに接続することのできる穴つきキャップを作成する

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、ペットボトルからシリコンチューブに接続することのできる穴つきキャップを作成するには以下の手順を実行します。
シリコンチューブは、内径4mm外径6mmの物が適合します。

〇作成したキャップとシリコンチューブの写真

作成手順

1. BOSL2ライブラリの導入
ペットボトルのキャップ部分は、BOSL2ライブラリを利用します。以下のBOSL2のgithubリポジトリからコードをdownloadして、OpenSCADのライブラリフォルダに配置します。
https://github.com/revarbat/BOSL2
※ライブラリフォルダの場所は、OpenSCADのFileメニューのShow Library Folder...を選択して確認する事が出来ます。
※zipをダウンロード・解凍した場合、BOSL2-masterというフォルダ名をBOSL2にリネームします。

2. OpenSCADで以下のコードを実行して形状を調整し、STLファイルにエクスポートします。
シリコンチューブが抜けないように内径より少し大き目のパイプとリング部分を作成しています。シリコンチューブの伸びやすさによって、穴の半径や3Dプリンタ設定を微調整してください。

・ペットボトルからシリコンチューブに接続することのできる穴つきキャップのOpenSCADコード
include <BOSL2/std.scad>
include <BOSL2/bottlecaps.scad>

INNER_RADIUS=1.5;
OUTER_RADIUS=2.3;
OUTER_RADIUS2=2.5;
TUBE_HEIGHT=10;
STOPPER_OFFSET=2;
STOPPER_HEIGHT=3;

CAP_RADIUS=16;
CAP_HOLE_RADIUS=OUTER_RADIUS2+1.4;

difference(){
    translate([0, 0, -TUBE_HEIGHT])
    cylinder(h = TUBE_HEIGHT, r=CAP_RADIUS, $fn=50);
    translate([0, 0, -TUBE_HEIGHT])
    cylinder(h = TUBE_HEIGHT, r=CAP_HOLE_RADIUS, $fn=50);
}

difference(){
    union(){
        pco1810_cap();
        translate([0, 0, -TUBE_HEIGHT])
        cylinder(h = TUBE_HEIGHT, r=OUTER_RADIUS, $fn=50);
        translate([0, 0, -TUBE_HEIGHT+STOPPER_OFFSET])
        cylinder(h = STOPPER_HEIGHT, r1=OUTER_RADIUS, r2=OUTER_RADIUS2, $fn=50);
    }
    translate([0, 0, -TUBE_HEIGHT])
    cylinder(h = TUBE_HEIGHT+5, r=INNER_RADIUS, $fn=50);
}

・OpenSCADの画面

2. Ultimaker CuraでSTLファイルを読み込み、スライスしてgcodeを保存します。

3. 3Dプリンターで印刷します

関連情報

・そのほかの3Dプリンターを活用した記事は以下を参照してください。
OpenSCADまとめ

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