2021年9月5日日曜日

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、1x4材にはめることのできるフックを作る

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、1x4材にはめることのできるフックを作るには以下の手順を実行します。あまり重いものは掛けられませんが、ちょっとした飾りやバッグなどを掛けることができます。

〇フックとSPF1x4材の写真

〇フックの写真

作成手順

1. OpenSCADで以下のコードを実行して形状を調整し、STLファイルにエクスポートします。
マージン(MARGINパラメータを大きくすると1x4材をはめる部分に余裕ができます)など3Dプリンタや設定によって微調整してください。

・1x4材にはめることのできるフックのソースコード
// SPF材1x4のサイズ
MARGIN=0.5;
SPF1x4_W=89+MARGIN;
SPF1x4_H=19+MARGIN;
// フックのサイズ
HOOK_THICK=4;
HOOK_D=10;
HOOK_SIZE=15;
// ツメ部分のサイズ
CROW_SIZE=5;

rotate([-90, 0, 0])
union(){
    // 本体
    translate([0, 0, 0])
    linear_extrude(height=HOOK_THICK){
        square([SPF1x4_W, HOOK_D]);
    }

    translate([SPF1x4_W, 0, 0])
    linear_extrude(height=SPF1x4_H+HOOK_THICK*2){
        square([HOOK_THICK, HOOK_D]);
    }
    translate([-HOOK_THICK, 0, 0])
    linear_extrude(height=SPF1x4_H+HOOK_THICK*2){
        square([HOOK_THICK, HOOK_D]);
    }

    // ツメ部分
    translate([SPF1x4_W-CROW_SIZE, 0, SPF1x4_H+HOOK_THICK])
    linear_extrude(height=HOOK_THICK){
        square([CROW_SIZE, HOOK_D]);
    }

    translate([0, 0, SPF1x4_H+HOOK_THICK])
    linear_extrude(height=HOOK_THICK){
        square([CROW_SIZE, HOOK_D]);
    }

    // フック部分
    translate([-(HOOK_SIZE+HOOK_THICK), 0, SPF1x4_H+HOOK_THICK])
    linear_extrude(height=HOOK_THICK){
        square([HOOK_SIZE+HOOK_THICK, HOOK_D]);
    }
    translate([-(HOOK_SIZE+HOOK_THICK), 0, SPF1x4_H+HOOK_THICK-HOOK_SIZE])
    linear_extrude(height=HOOK_SIZE){
        square([HOOK_THICK, HOOK_D]);
    }
}

・OpenSCADの画面

2. Ultimaker CuraでSTLファイルを読み込み、スライスしてgcodeを保存します。

3. 3Dプリンターで印刷します

関連情報

・そのほかの3Dプリンターで作成したモデルについては、以下のページを参照してください。
OpenSCADまとめ

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