2021年8月6日金曜日

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、サーボモーターのギヤに直接つける事ができるホイールを作成する

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、サーボモーターのギヤに直接つける事ができるホイールを作成するには以下の手順を実行します。
ホイールにタミヤのトラックタイヤセットのゴムタイヤをつける事が出来ます。

〇サーボモーターのギヤに直接つける事ができるホイールの写真
※サーボモーターはSG90-HV、ゴムタイヤはタミヤのトラックタイヤセットの物です。

作成手順

1. OpenSCADで以下のコードを実行して形状を調整し、STLファイルにエクスポートします。
穴の半径など3Dプリンタや設定によって微調整してください。

・サーボモーターのギヤに直接つける事ができるホイールのOpenSCADコード
// servo tire
TIRE_DIAMETER_L=28.6;
TIRE_HEIGHT_L=12.6;
TIRE_DIAMETER_S=12;
TIRE_HEIGHT_S=3;

// SG90のギアのサイズ
SMALL_RADIUS=4.90/2;
LARGE_RADIUS=5.05/2;
NUM_POINTS=21;
GEAR_HEIGHT=3;
ANGLE = 360/NUM_POINTS/2;

difference(){
    union(){
        // ホイールの小さい方の円の部分
        translate([0, 0, TIRE_HEIGHT_L])
        linear_extrude(height=TIRE_HEIGHT_S){
            circle(TIRE_DIAMETER_S/2, $fn=50);
        }
        // ホイールのおきい方の円の部分
        translate([0, 0, 0])
        linear_extrude(height=TIRE_HEIGHT_L){
            circle(TIRE_DIAMETER_L/2, $fn=50);
        }
    }
    union(){
        // サーボモータのギアにつけることのできる穴
        translate([0, 0, 0])
        linear_extrude(height=GEAR_HEIGHT){
            for( pt = [0 : NUM_POINTS-1]) {
                l_px = cos(pt*ANGLE*2)*LARGE_RADIUS;
                l_py = sin(pt*ANGLE*2)*LARGE_RADIUS;
                s_px = cos(pt*ANGLE*2+ANGLE)*SMALL_RADIUS;
                s_py = sin(pt*ANGLE*2+ANGLE)*SMALL_RADIUS;
                l_px2 = cos(pt*ANGLE*2+ANGLE*2)*LARGE_RADIUS;
                l_py2 = sin(pt*ANGLE*2+ANGLE*2)*LARGE_RADIUS;
                polygon(points=[[0, 0], [l_px, l_py], [s_px, s_py], [l_px2,  l_py2]], paths  = [[0, 1, 2, 3]]);
            }
        }
    }
}

・OpenSCADの画面

2. Ultimaker CuraでSTLファイルを読み込み、スライスしてgcodeを保存します。

3. 3Dプリンターで印刷します

関連情報

OpenSCADとUltimaker Curaを使用して、サーボモーターにつける事ができるホイールを作成する
 ※サーボモーター付属のアームを使用して、ホイールにつける場合は、上記のページを参照してください。

OpenSCADまとめ

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