2021年7月24日土曜日

Raspberry Pi PicoにTPA2006使用D級アンプキットを接続して、wav形式のオーディオファイルを再生する

Raspberry Pi PicoにTPA2006使用D級アンプキットを接続して、wav形式のオーディオファイルを再生するには、以下の手順を実行します。

〇Raspberry Pi PicoとTPA2006使用D級アンプキット、スピーカーを接続した写真

開発手順

1. Raspberry Pi Pico以外に必要な部品の準備
以下の部品を準備します。
・TPA2006使用 超小型D級アンプキット
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-08161/

・ダイナミックスピーカー 8Ω7W
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10366/

・単3電池4本が入る電池ボックス
 ※電池ボックスでは何でも良いのですが、取り外し可能にするために、以下の3つを使用しました。
 ・電池ボックス 単3×4本 スイッチ付 XHコネクタ付
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12242/

 ・XHコネクタ ベース付ポスト トップ型 2P B2B-XH-A(LF)(SN
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-12247/

 ・16ホールユニバーサル基板(2.54mm)
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-02515/

2. 部品の接続・配線
以下の回路図のように各部品を配線します。

3. Raspberry Pi Picoに必要ライブラリのアップロード
/libフォルダが無い場合は、Thonny IDEでRaspberry Pi Pico側の/直下にlibフォルダを作成します(/lib)。
※Thonnyでのフォルダの作成・ファイルのアップロードに関しては、Raspberry Pi PicoでDHT11センサーを使用して温度・湿度を取得するを参照してください。

awesome-micropython-libプロジェクトのAudioから以下の2つのファイルをダウンロードして/libフォルダにアップロードします。
https://github.com/joeky888/awesome-micropython-lib/tree/master/Audio
chunk.py
wave.py

PicoAudioPWMプロジェクトから以下の3つのファイルをダウンロードして/libフォルダにアップロードします。
https://github.com/danjperron/PicoAudioPWM
myDMA.py
myPWM.py
wavePlayer.py

4. /soundsフォルダの作成と、wavファイルのアップロード
Raspberry Pi Pico側に/直下にsoundsフォルダを作成します(/sounds)。/soundsフォルダに再生したいwav形式のオーディオファイルをアップロードします。

5. プログラミングとオーディオ再生
以下のプログラムをmain.pyとして保存し、Thonny IDEから実行します。/soundsフォルダに配置したオーディオファイルが逐次再生されます。
import wavePlayer
import uos
player = wavePlayer.wavePlayer()

soundsFolder= "/sounds"

try:
    for file in uos.listdir(soundsFolder):
        print(soundsFolder + "/" + file)
        player.play(soundsFolder + "/" + file)
except KeyboardInterrupt:
    player.stop()

関連情報

OpenSCADとUltimaker Curaを使用してスピーカー用のケースを作成する

Raspberry Pi PicoでBME680センサーを使用して温度・湿度・気圧・ガスの値を取得する

0 件のコメント:

コメントを投稿