2022年2月4日金曜日

Apache Supersetでデータセットを集計して二重軸時系列グラフ(Mixed Time-Series)で表示する

二重時系列グラフ(Mixed Time-Series)で軸が異なる2つの値を同じ時系列で表示することができます。以下の操作手順で二十時系列グラフを作成します。

操作手順

1. (任意)データセットの準備
この例では、DHT11センサーで取得した温度・湿度データを使用します。適宜、お手持ちのデータに変更してください。
DHT11センサーで取得した温度・湿度をPostgreSQLに格納する例は、以下のページを参照してください。
Raspberry Pi Zeroに接続したDHT11センサーの温度・湿度データをPostgreSQLに保存する
1.1. SQL Labメニューの「SQL Editor」を選択します。

1.2. データベースで任意のデータベースを選択後、以下のようなSQLクエリを入力します。ここでは直近3日のデータを取得しています。このテーブルではdata_tsにデータのタイムスタンプ、temperature列に温度、humidity列に湿度を格納しています。クエリを入力したら、実行ボタンを押して結果を確認し、「EXPLORE」をクリックします。
select * from env_f_sensor where log_ts >= timestamp '2022-01-01 00:00:00';

1.3. データセットの名称を入力して、「SAVE & EXPLORE」をクリックします。

2. チャートの作成
データセットを元にチャートを作成します。デフォルトでは「テーブル」になっている可視化方式のボタンをクリックします。

2.1. 可視化方式で「# LINE」のタグをクリックして、その中にある「Mixed Time-Series」を選択して「SELECT」ボタンをクリックします。

2.2.時間グループのTIME COLUMNにタイムスタンプの列が選択されているのを確認し、TIME GRAINで集計単位を選択します。この例では「HOUR」を選択しています。

2.3. Query Aグループの指標のフィールド部分(Add metric)をクリックします。表示されたポップアップウインドウでSIMPLEタブをクリックしてからCOLUMNにhumidity列、AGGREGATEにMAX集計関数を選択します

2.4. ポップアップウインドウ上部の鉛筆アイコンをクリックして、指標名に「湿度」を入力して保存ボタンをクリックします。

2.5. Query Bグループの指標のフィールド部分(Add metric)をクリックします。表示されたポップアップウインドウでSIMPLEタブをクリックしてからCOLUMNにtermperature列、AGGREGATEにMAX集計関数を選択します

2.6. ポップアップウインドウ上部の鉛筆アイコンをクリックして、指標名に「温度」を入力して保存ボタンをクリックします。

2.7. チャートのクエリ実行ボタンをクリックします

2.8. チャートの「カスタマイズ」タブをクリックします。

2.9. 「Query B」グループの「Y軸」で「Secondary」を選択します。

2.10. 「+ 保存」ボタンをクリックして、表示された「チャートを保存」ダイアログでチャート名を入力して「保存」ボタンをクリックします。

関連情報

・Apache Supersetのインストール方法・ダッシュボードやチャートの作成方法は以下のページを参照してください。
Apache Supersetのまとめ

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